目に見える生活習慣病
今日は普段皆さんがほとんど見る機会のないものをお見せしたいと思います。
その写真がコレ。
どちらも採血後、しばらく経った血液です。
左が正常の血液。
血液は採取後時間が経つと、下に血球成分が溜まり、上に黄色く透明な血漿という血液の中の水分に分離します。
さて、問題の右の血液。
血漿成分が白く濁っていますね。
(左の検体の上の白い部分は容器内の薬液です。)
血漿成分が白く濁っているのは何のせいか?
何だと思いますか?
も、もしかして…
そう、血液の中の脂が原因なのです。
動物性の脂は冷えると白く濁りますよね?
血液も、しかりです。
採血後、血液が冷えてくると、脂分が白く濁ります。
血液の中が文字どおり脂まみれなのです。
見た目でこれだけ違うのです。
この脂分が消費もされず行き場を失うと、体は内臓にせっせせっせと運び、内臓脂肪となってゆくのです。
この状態が体に良いわけありませんよね?
脂質代謝異常症は生活習慣病の中で一番なりやすく、且つ自覚症状が全く出ない病です。
しかし、少しの努力を積み重ねることで、容易に改善出来るのも脂質代謝異常症の特徴です。
生活習慣病は生活を少しでも変化させることで必ず改善に繋がる病です。
このドロドロ血の持ち主にならないように、出来ることを少しずつ改善していきましょう!
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