一口の価値
暑さもピークを過ぎ、夏の疲れが出始める時期ですが、皆さま体調はいかがですか?
今日は食欲についてお話しようと思います。
昔、ある雑誌の管理栄養士の伊達友美先生が連載されていたコラムで「なるほど!うまいなぁぁぁ!!」と思った表現がありました。
「甘いものと恋愛は本当に大好きなものを選びましょう」
ウマイ表現だと思いませんか?
ダイエットの面談をしていると、太っている人と痩せている人の差がいろいろと見えてきます。
太っている人と痩せている人の差の一つとして挙げられるのがまさしくコレです。
太っている人は、痩せている人に比べ、食べ物を口に入れる回数が多いことがほとんどです。
それはつまり、太っている人の一口と痩せている人の一口は価値が違うと言えます。
100口分の一口と5口分の一口。
ステーキが5枚食べられる人の一口と1枚しか食べられない人の一口。
一口の重み(価値)が違うという感覚がわかっていただけますか?
つまり、太っている人は食べれてしまうだけに「なんとなく」口に運ぶということをしがちです。
ですが、あまり食べられない人は「なんとなく」食べてしまうと、すぐにお腹がいっぱいになってしまうので、「どうしても食べたい」ものを自ずと選び、食べるのです。
「なんとなく」食べてしまったものは、「なんとなく」身についてしまい、体重計を見た時「なんとなく」では済まされない衝撃を受けることになってしまうのです
どうせ、身に付くならば、「どうしても食べたい」と選んだものを食べた方が自分に納得がいきませんか?
私はこれで太っても後悔はしない!それぐらい食べたい!
これぐらいの強い意志をもって一口に挑みましょう。
そうすれば、あなたの食欲のクオリティはどんどん上がっていき、「なんとなく」食いがなくなります。
なんとなく食いがなくなれば、なんとなく太りがなくなります。
「小腹が空いたな」
「おやつが食べたいな」
そんな時、目の前のものに手を伸ばす前にじっくりと考えてみてください。
その一口は、あなたが本当に食べたいものですか??
ダイエットには我慢することも必要と言われます。
でも、我慢ってとっても辛いですよね。
我慢に取り組む前に、まずは本当に自分が欲しているものだけを選ぶ、という癖をつけてみませんか?
そうすれば、我慢は必要でなくなるかもしれません
あなたの体をあなたが本当に欲しているものだけで満たしていきませんか?