「望まれない妊娠」をどうするか
お久しぶりです。
すっかり夏の陽気となってしまいましたね。
これぐらいの季節が一番過ごしやすいですね。
さて
今日気になったネットニュースです。
私は産科でバイトしていた経験があるので、堕胎手術の介助経験があります。
看護師として働いていた間には色々な辛い場面がありましたが、家に帰ってから泣いてしまったのは、堕胎手術の介助を初めて経験した日だけです。
なので、私の看護師人生の中でかなり強い思いがあります。
その頃から性教育では堕胎手術の実際の映像は絶対見るべきだと思っています。
実際どんな方法で手術がなされているか?
このニュース内で出てくる海外のおどろおどろしい感情にだけ訴えてくるショートムービーみたいなのはかなり微妙ですが、記事の最後の方の埋め込み動画で、日本の産科の先生が実際に使用する器具を見せながら堕胎手術の説明をしている方を見ていただけたらと思います。
倫理的に問題があるので、中々実際の動画を見ることは難しいのかもしれませんが、それを見ることで望まない妊娠を避けるために避妊をしようと意識づく男女が増える可能性は高いんじゃないかなと思います。
堕胎手術自体に私は反対派ではありません。
そういった選択肢があることは必要なことだと思います。
けれど、本人たちの心がけしだい(避妊)で避けることができる場合はかなり多いと思ってはいます。
タイミングが悪かった、お金がない、育てられない
こういった理由が人工中絶のほとんどの理由なのです。
ほとんどが環境要因です。
そしてそういった要因は始めからわかっていることなのです。
次に
当人たちの心の持ちようもそうですが、このニュースにも書かれているように、当人たちへの対策だけでなく、世の中としても「望まれない妊娠」をどうするか、を考えていくことが大切だと思います。
このニュースの中盤に出てくる助産院の方の話が私としては印象的です。
以下引用です。
「産む選択があったらもっといいな、と。『妊娠即中絶』じゃなく、妊娠したら産む。自分で育てられないなら、託す。(そういったことは)周囲の人に分からないようにしたいなら、そうできる。戸籍にも残らないようにして、産んで養子縁組できる方法もある。それを社会でやっていかないと」
中絶の理由が「育てられない」だけなのであれば、「育てられる」親が見つかればいいですよね。
社会としてそういった選択肢を提供していける世の中になることこそが、絶対数を減らす対策となると思います。
妊娠というものは奇跡のようなものです。
ですが、その奇跡を喜べない環境があるのも事実です。
その奇跡をいくら望んでもかなえられない人たちもいます。
そういった奇跡を社会全体で喜べる世の中になっていってほしいと願います。