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毎日を楽しく健康に!保健師のセルフコントロールダイエット実践日記

メキシコの予防医療

みなさま、こんちには。



今はメキシコの街自体が世界遺産に登録されているグアナファトに来ています。




小さな小さな街なのですが、街並み全てが見所と言ってもいいほどなので、ゆっくりのんびり歩いて堪能中です。





宿から見た風景




夜の雰囲気




街並みが素敵過ぎて、全部がシャッターチャンスなので写真を撮るのが大変です(笑)




そんな古き良きを大切にしているグアナファトで、進んでるなぁと思うものを発見。



コンビニのレジに並んでいる時に生理用品のパッケージが目に入りました。





なせがというと、側面に乳ガンのセルフチェックの方法が絵柄つきで書かれていたのです。



ほほー、なるほど!



多くの女性が確実に毎月手にする物のパッケージを有効に使って知識を提供する。



素晴らしい方法ですね。




癌という病気はどこか自分とは関係ない、若い内は大丈夫、と思いがちです。




けれど、癌というのは若ければ若いほど、癌細胞の増殖スピードは早くなり、命を奪う可能性が非常に高くなります。(癌にとって若いという年齢は60代くらいまで含みます)




乳がんも子宮がんも検診が確立されており、きちんと定期的に検診を受けていれば予防(早期治療を含む)が可能な癌です。




日本という国は予防医療という観点ではかなりの後進国です。





せっかく認可された子宮けい癌ワクチンも副作用報道によって波及に歯止めがかかりました。




婦人科検診の受診率は一向に上がらず、ワクチンもダメ。




子宮けい癌ワクチンは危険だ!と声高に語る文面をよく見かけます。



ならどうやって予防をしたらいいの?



いたずらに恐怖心を煽ってワクチンを非難しても癌は防げません。



ワクチンがダメと言うなら検診の受診率を上げる方法を新たに考えたり、本来の目的である癌予防に重きを置いて尽力してほしいと思います。




予防医療というのは治療とは違い、自分で選択する必要があります。



そして予防医療というのは成功している間は予防ができているので効果を感じにくいという面があります。




例えば、手洗いうがいを習慣としている人が風邪を引かずにいるのも予防医療の1つです。


けれど、手洗いうがいをしないでいたらどれくらい風邪を引くかは、手洗いうがいをしている間は感じられないですよね?




予防はリスク管理と同じです。




リスクを認識してそうならないための工夫が必要となります。




今の世の中情報が洪水のように溢れています。



情報に惑わされず、その奥にある大切なものを掴み取ることが必要な時代ですね。



帰国したらやることリストの中に、婦人科検診に行くことはもちろん入っています。(毎年、誕生日月に行くようにしています)




検診は市町村のHPで受診可能な施設を明記しているところがほとんどです。




このブログをきっかけに検診に行かれる方が一人でも多くなりますように。







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