夏祭りで浴衣がしんどくならないための着付けのポイント
雨のスタートですね。
ここのイラストを借りて説明していきます。
まず、浴衣を着るときの下準備。
着付けというのはシワとの戦いです。
シワがあるからこそ、着崩れ、そしてそのシワの部分が痛くなったりするのです。
なので、着付けで一番大事なのはいかにシワを寄せないようにするかです。
そこで、大事なのが「補正」と呼ばれるもの。
シワが寄りやすいのはそう、くびれのあるウェスト部分です。
ここを平らにするとシワが解消されます。
着物の体型は「ずんどう」こそ命です。
ウェストがくびれたままの帯結びはかなり貧相なスタイルになります。
そして、痩せ体型の方は補正をしておかないと紐が食い込み痛みの原因となります。
なので、痩せ型の人はお腹周りにタオルを巻いた方が絶対に楽です。
暑い?
いえいえ、タオル巻いた方が汗を吸ってくれますし、断然いいです。
はい、では着る準備が整いました。
浴衣を着る場合に必要な紐は2本です。
①浴衣の丈を決める紐 (腰紐)
②衿合わせを決める紐
この2本をどうやって上手く締めるかがポイントです。
まず①の腰紐
これが、着崩れを防ぐ肝となる紐です。
そして着付けの中で、この紐だけがめい一杯締め付けて良い紐となります。
この紐が緩むとずりずりと着物が下がって着て崩れてきます。
ではなぜ、この紐だけはめい一杯締めて良いかというと、この紐を巻きつける位置は
腰骨
なのです。
腰骨と紐で着物を固定し、ずれを防ぐのです。
なので、相当お腹が出ていたりしなければ、この紐でお腹が苦しくなることはないはずです。
なので、この紐は腰骨にグッと引っかかるようにしっかり締めます。
この紐締めた時にまず一回コンディションを確かめます。
大丈夫そうであれば、次のおはしょりの処理、②の衿合わせに行きます。
衿合わせの時に気を付けたいのが「衣紋を抜く」ということ
襟足の部分ですね。
ここをグッと抜くと一気に「浴衣の涼やかさ」が出るのです。
衣紋を抜かないと「めっちゃ暑い」ですし、襟元のアソビの部分がなくなるので、着崩れの原因になります。
なので、しっかりグッと抜いて。
慣れない人が着ると抜いたつもりでも、着付けている間に詰まってきます。
位置決めしてから紐を締める時も襟が詰まっていないか確認。
意識してグッと抜きましょう
衣紋の位置が決まれば、おはしょりの処理です。
おはしょりの処理というのは大切で、ここに変なシワが寄ると、またそれが苦しい原因になります。
なるべくキレイにシワがない様にしましょう。
どの紐も共通して大切なポイントなのですが、
「結び目を真ん中にしない」
これが鉄則。(体型補正で使用する紐も同じく)
結び目を真ん中にすると胃を圧迫して苦しくなるのです。
結び目も最小限になるようにして、余った紐は結んだ紐にくるくると巻き込んでいきます。
http://www.appers.jp/yukata.html
こういう感じです。
シワや結び目といったのが苦しさの原因になります。
怪しいものは帯を巻く前にきれいにしておきましょう。
ここまでのポイントを守って着ると随分楽に着れていると思います。
後は帯ですね。
浴衣の帯は締めやすいので、そこまできつく締めなくても着物が崩れる心配はありません。
帯がゆるまない程度にしっかり締めましょう。
長くなりましたが、以上が浴衣でしんどくならないためのポイントです。
・痩せ型の人はお腹周りに補正を
・腰紐はしっかりと
・シワはきちんと取る
・結び目は最小限に、真ん中の位置を避ける
これさえ抑えれば「く、くるしい。。。」は避けられます。
あとは、暑さ対策ですが、脇の下近くに小さい保冷材をしのばせるという方法もあります。
長時間は保ちませんが、脇の太い血管が冷やされるので熱中症対策にはお勧めです。
お試しあれ。
今朝の体重・・・46.7kg(身長159cm)-300g
朝ごはん・・・たらこ、玄米入り白米、小さいアンパン、カスピ海ヨーグルト、コーヒー
昼ごはん・・・自作弁当(グリーンカレー)
夜ごはん・・・未定